「みんな、何回くらい転職している?」
──最新データから見える“転職回数のリアル”
転職が当たり前になった今、
「自分の転職回数って多い?少ない?」
――誰もが一度は気になるテーマではないでしょうか。
実は、ここ数年で“日本人の転職回数の平均”を示すデータがいくつか公開されています。
なかでも注目すべき調査が、**パーソル総合研究所「働く10,000人の就業・成長定点調査」**です。
■ 最新データ:転職回数の平均は「1.9回」
パーソル総合研究所の2025年調査によると、
働く人の平均転職回数は 1.9回 でした。 [rc.persol-...roup.co.jp]
- 男性より女性の方がやや多い傾向
- 雇用形態別では「派遣社員」が最も多い
- 年代が上がるほど回数は増える(特に60代)
これは「転職経験者が1〜2回の人が最も多い」という日本の転職市場の特徴をよく表しています。
■ 年代で変わる「転職回数の普通」
同じ転職回数でも、年代によって“普通”の基準は大きく変わります。
マイナビの「転職動向調査2024年版(2023年実績)」によると、
年代別には以下の傾向が見られます。 [mynavi-agent.jp]
- 20代:1〜2回が中心
- 30代:2〜3回が一般的
- 40代:3〜4回が増えてくる
- 50代:5回以上も珍しくない
人生100年時代と言われ、キャリアも長期化したことで、
“転職回数の基準そのもの”が、じわじわ変わりつつあります。
■ 「転職回数の多さ」は本当に不利なのか?
昔は「転職回数が多い=マイナス」という価値観が一般的でした。
しかし今は、業界によって評価軸は大きく違います。
たとえば:
● IT・Web・スタートアップ
→ 経験の多さ=即戦力と見られやすい
● 製造業・事務・コーポレート
→ 一定の期間しっかり働いていることが重視される
また、企業側も「長期的に働いてくれるか?」だけでなく、
**「どんな経験を積んできたか」「一貫性はあるか」**を重視する傾向が強まっています。
■ “平均1.9回”が示すもの
転職回数が増えている――
それは、働く人の価値観が変わりつつあるサインでもあります。
- 「もっと成長したい」
- 「自分に合う働き方を見つけたい」
- 「キャリアチェンジも当たり前」
こうした価値観が一般化したことで、
**「転職=マイナス」ではなく、「キャリア形成の手段」**へと変わってきています。
実際、マイナビの調査でも
転職後の平均年収は転職前より約22万円アップ しており、
「転職でキャリアを伸ばす」ことが普通になりつつあることがわかります。 [career-res....mynavi.jp]
■ まとめ
- 最新の平均転職回数は1.9回(パーソル)
- 年代で「普通」の回数が大きく変わる
- 転職回数が増えるのは“キャリアの多様化”の証
- 企業も「回数」より「経験の質」や「一貫性」を評価
もし自分の転職回数が平均より多くても、
それだけで悲観する必要はありません。
大切なのは、
「なぜ転職したのか?」「その経験で何を得たのか?」を語れること。
時代はすでに、
“転職回数で人材を判断する時代”から
“キャリアのストーリーで判断する時代”へ移行しています。